思考の棚卸し

TechCollab2007-06-17


このブログは基本的にテクニカルとマーケットについてを主に書くためのもののように位置づけてはいるが、今日は最近自分の中で思うことを色々と書いていこうと思う。おそらくまとまりの無い文章になるとは思うがそれは無視してほしい。

フラストレーション爆発
最近は自分の中に様々なフラストレーションが溜まり過ぎてしまって、もうどうしようも無い状態になってしまっている。しかも、それが大事な人にまで影響を及ぼすようになってきてしまった。このフラストレーションの原因は、やはり今の生活において自分のパワーを完全に消化しきれていない、ということからくるもののように思う。パワーを吐き出さないと、自分の中に溜まって爆発してしまいそうに感じる。これは思考の方向性についても影響する。別に自分は哲学に詳しいわけではないが、確かニーチェの言葉に「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」とかいうことが言葉があったように思う。やはり今はWEB変革期を経て膨大な情報が入ってくるようになっているが、人間は知らなくてもいいことは知らなほうが良いようなことがあって、また考えてはいけないようなこともあるように思う。しかし、あまりにもエネルギーがあまってくると考えてはいけない領域に対しても思考の方向が向いてしまう。そしてその結果、思考が制御できなくなってよくわからないフラストレーションだけがたまる。

ビジネスをするということ
なかなか企業生活に長く従事してくると、今の業務の本当の目的を忘れてしまっている人が多いように思う。忘れてしまっているというより考えようとしない。ただ、なんとなしに仕事があるからその目的がよくわからなくても、ただそれを消化する。そして忙しい忙しいと意味も無く残業をし出す。もちろん仕事への姿勢というものは人それぞれのポリシーがあって生き方が反映されるものだとは思う。でも自分はそうはなれない。一度きりの人生の貴重な時間を費やしているのに、その行動に意味がないということはありえないと考えてしまう。この考え方の違いでは、やはり熱い議論ができるはずもない。もちろん熱い議論ができる人もたくさんいるが、今の環境ではその機会が圧倒的に少ない。

国内のソフトウェアディベロッパ
自分はテクニカルとマーケットの技術について日々切磋琢磨しているつもりだが、技術が向上すればするほど自分は本当に無力に感じてしまう。おそらくその不安が事業化コンペやソフトウェアコンテスト、技術記事執筆などへの動機なのかもしれない。特に自分たちの世代はメタな実装になれてしまって、たとえばネットワークスタックがどのように実装されているのかもわからずにソフトウェアを開発することができてしまう。特にWEBディベロッパーが重宝されるようになっている今は特にそのように思う。しかし、ソフトウェア技術者たるものはしっかり基礎技術は習得すべきだと思う。そうでないと、国内から新しいサービスが生まれることは今後ずっとないように思う。国内ではWEB潮流ができた上で何かをするということはできるだろうが、WEB潮流を作るということは国内ではできないのではと思う。


全然まとまりがなく色々書いてしまいましたが、自分の思考の棚卸しの足がかりとして書いてみました。以上を踏まえて自分のすべきことはやはり自分のパワーの吐き出し口を探すことのようです。


最後に
最後に、先日夜通しで色々と飲んだり遊んだり(初めてビリボーをやった)して付き合ってくれた友達に感謝。やっぱり友人というものは有難いものです。あと、サックスを始めたきっかけを作ってくれた友人にも感謝。もやもやしたときは楽器を吹くのが一番かもしれません。


adhocの意義と将来(ブログコメント)
最近、有難いことに自分の目標としている方(このブログで何回か名前が出ている方です)からこのブログにコメントを頂きました。そもそもPeople Near Meはこの方の書いてたブログ(http://www.exconn.net/Blogs/windows/category/68.aspx)から知ったものだったと思います。確かに最近のWEBの動向を見てみてもやはりAdhocの意義は薄れている感じを受けます。やはりキラーアプリがないと意義は見出せないものと思います。でも、個人的にはシンクライアント志向的な構成がエンタープライズは別にしてコンシューマ分野まで広がるとはなんとなく思えないのです。やはりある時点でそのストレージがその場所にある意義って何なんだろう、と考えることはありなのかなと。RSS Collaboratorの開発しようと思ったのにもその目標が若干ありました。本当にAdhocはどのような位置づけとして発展していくのでしょうね。

People Near Meの記事良いですね。勉強(復習?)になります。ただ、最近、インターネットに接続しないネットワーク環境(AdHoc)にどこまで力を入れるべきなのかを考えてしまったりします。