「Why」&「I think」の重要性
久しぶりのエントリ。もう一ヶ月も書いてなかったのですね。。。最近は別なことに全力を費やしてたので書く余裕がありませんでしたが、本来はそんなときだからこそ日々情報収集&アウトプットをおろそかにしてはいけないのですよね。
今日は久しぶりにのんびりと過ごした日。ということで読書をしつつ色々なこと考えてみた。今日読んだ本はこちら。興味はもっていたが読んでいなかった本なので購入し、おいしいコーヒーとお気に入りの音楽と一緒に読む。
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/01/17
- メディア: 新書
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web2.0をマーケティングに活用する(要はブログマーケティング)場合、ブログの質を高めておく必要があるのと、そういうブログを優先的に検索できるツールが重要だ、という内容。特に目新しい内容ではないと思う。
『ウェブ進化論』を読んだときに、その進化の可能性と「いまネットのあちら側で起きていること」の革命的な動きに感動した。また、グーグルという企業のすごさを実感することができた。本書では、それを超える感動を期待していたのだが、残念ながらそれは期待はずれであった。
本書の実例はいずれも小粒なものばかり。グーグルのように「世界を変える」ような予感を感じさせるものではない。わくわくできない。
上の方は佐々木さんはそのようなことを意図してこの本を書いたのではないと思う。下の方は日本人っぽいコメントだなと思った。そもそも人間というものは未来を予測できない。それなのに、ITの分野だとなぜか今の方向性を絶対的なものとして物が語られる傾向が多いにある。権力者を無駄に崇拝する傾向もある。そもそもグーグルが登場した当初に「世界を変える」ような予感を感じることのできた人間は多かったか??小粒なものが小粒で終わる保証がどこにあるのか??ITサービスは今でもまだ変遷期にある。そして今後がどのように変わっていくかは誰にもまだわからない。ただ、予測、そしてある方向にもっていこうとさせることはできる。そのときには、ギーク的な視点からマーケット、さらには人間行動学的な思考が必要となってくる。そのような分野を統合して深い思考もせずに、それがない段階でなんとなくそれっぽい知識をもとにそれっぽい限定的な決め付けをするような人が結構多くいると思った。
もともと日本人はあまり「I think」のない傾向があるし、ついつい周りの動向にながされてしまう。やはり「Why」&「I think」が重要だと思うしこれは常に意識して行動しなくてはならない。これは最近友人と飲み会でよくでるお話。