TechEdをふりかえる Part1
先週は招待を頂いたということもあり、TechEd 2007 Yokohhamaに参加してきました。年一度のイベントということで、21日から24日までの全4日間の日程に参加。全般的に多くの技術情報を収集することのできた良い機会となりましたが、MVPのメンバーなどある程度先行して情報収集している方々にとっては少々物足りないものと感じているのではないでしょうかね。正直これが有償セッションか、というものもありましたが、逆にとてもすばらしく興奮させてくれるセッションもあり、総合的には十分に有意義なカンファレンスだったのではないでしょうか。今回はServer 2008、.NET3.5、Silverlight、DLR、PowerShell、WCF拡張などの話題が熱かった気がします。
ということで気になったセッションについてを色々と技術内容の確認と共にちまちまとまとめていこうと思います(書いててやっぱりスタイルが気になってきたのでいい加減変えようかな…)。
Silverlightを語ろう! -Webアプリのこれから
Part1としてはこちらのセッションについてをご紹介。
基本的にSiverlightについて語る場という感じ。スピーカーは青柳さん。やはり皆さんの注目は1.1となり、1.1が中心に議論。
基本的なSilverlightのアーキテクチャ(省略)。1.1のランタイムは.NET3.5相当(LINQオッケー!)
- デモ
各種面白いデモの紹介。
Balls animation test: Silverlight (JavaScript and CLR) vs DHTML vs Flash (Flex) vs WPF vs Apollo vs Java (Swing)
各種ランタイム、開発フレームワークに応じた性能結果(FPS)をまとめたサイト。こんなのあったんですね、知らなかった;
windowsvista - windowsvista.si
SiverlightでVistaデスクトップを表現してしまおうというもの。気合の入った人もいるものですねぇー。
- Silverlightのアップデートモデル
「SilverlightプラグインはなぜWindows Updateで提供しないのか」という意見が出た。Silverlightはあくまでもプラットフォーム非依存なので(WIN、MAC、IE、FireFox、Safari etc...)、WSUSなどによるUpdateは不適なのだからじゃない!と突っ込みを言いたかったけど、案の定突っ込みが入る。その後はSilverlightのUpdate機能について話が盛り上がる。詳しくはこちらを参照。
- フォントサポート
Silverlightはまだ日本語サポートはされていない。現在サポート中のフォントは9種類のみ。どうしてもフォントとして日本語を扱いたかったら、フォントファイルをダウンロードしてそれを参照させることで対応できる(FontUriで指定する感じ。下参照)。確か、Silverlight XPS ViewerもXPSをほどいて、XAML変換して、フォントファイルをダウンロードさせてた気がする。
<Canvas Width="816" Height="1056" xmlns="http://schemas.microsoft.com/xps/2005/06"> <Glyphs Fill="#ff000000" FontUri="file:///D:/Windows/Fonts/Meiryo.ttc" FontRenderingEmSize="40" StyleSimulations="None" OriginX="20" OriginY="60" Indices=";;,80,10,-30;;" UnicodeString="ABCDE" /> </Canvas>
- デフォルトコントロールの不足
Silverlightの開発においては、Visual StudioやExpression Studioを使うことになるが、基本的にコントロールは不足している。SilverlightのStarter Kitにはある程度のコントロールまがいなものが入っているらしい。1.1では色々なコントロールが追加されるもよう(アコーディオンも!?)。
http://community.netikatech.com/
ここのGOA WinForms Live Demosは結構本格的なものがあるようです。